入門Q&A
今までにお問い合わせいただいた、ご質問をQ&Aでまとめました。
入門を検討いただくにあたってのご参考にしてください。
1.「少林寺拳法」に関して
Q.少林寺拳法は中国の武術ですか?
A.中国の「少林寺」と混同されがちですが、少林寺拳法は1947年、香川県において創始された人づくりのための修行法です。
グループ組織の一般財団法人少林寺拳法連盟は、日本における武道を統括する団体の「日本武道協議会」に加盟しており、一般的に「日本の武道」と称されている9武道団体(少林寺拳法、柔道、空手道、剣道、相撲、弓道、合気道、なぎなた、銃剣道)の1つです。
Q.少林寺拳法の技術はどういったものですか?
A.少林寺拳法の技法の特徴は、突き・蹴りなどに対して、受け・かわしから当身で反撃する「剛法」と、手首を握る・衣服をつかむなどに対して、抜き・投げ・固めなどで反撃する「柔法」があります。加えて、身体を整える「整法」があります。
「剛法」と「柔法」それぞれを巧みに組み合わせることにより、効果を倍増させることができる護身の術です。
Q.体力に自信がないのですが、大丈夫でしょうか?
A.大丈夫です。少林寺拳法は「健康増進」を目的とした養行でもあります。
修練体系は年齢・資格(級・段)に応じた段階的なカリキュラムで構成されており、ご自分のペースに合わせた修練ができます。
Q.女性でもできますか?
A.もちろんできます。少林寺拳法は護身の技術です。
最小の力で最大の効果が発揮できるように技が構成されており、当道院にも女性拳士が16名程在籍しています。
なお、現在の大学・高校の少林寺拳法部では、女性の割合が約4割まで増加しています。
2.入門に関して
Q.入門を考えていますが、手順・手続き等を教えてください。
A.まずは電話・メール等でご連絡のうえ、修練の内容を見学、また実際にトレーニングウエア等の動きやすい服装で何度か体験修練をしていただくことで、入門をご検討ください。
ご検討の結果、少林寺拳法を継続して修練を希望される場合は「金剛禅総本山少林寺」への入門手続が必要となります。
道院長からお渡しする「入門手続案内書類」にもとづき、ご本人(保護者)がパソコンまたはスマートフォン・携帯電話のインターネット環境で手続きを行っていただきます。
Q.入門にあたっての費用はどれくらいかかりますか?
A.入門の際に必要な諸費は、次の通りです。
①入門時の諸費/登録費:3,000円、道衣・帯・袖章等:10,000円~15,000円程度(サイズ等で異なります)
②年額の諸費/信徒会費:7,000円、財団個人会費:3,000円(入会任意)、スポーツ安全保険:800円(中学生以下)・1,850円(高校生以上)
③毎月の諸費/信徒香資:直接お問い合わせください。
Q.何歳から(まで)入門できますか?
A.当道院は、基本的には6歳(小学1年生)から入門を受け付けております。
技術・教えに加えて、挨拶・言葉遣いといった礼儀作法も学びます。
なお、未就学児童の入門希望者は保護者の修練時同伴を前提とさせていただき、親子での入門もお勧めしております。
また、入門年齢に上限はなく、初めての方も大歓迎です。
30歳、40歳を過ぎてから入門する方も多く、昨年は69歳で入門した方もおられます。
年齢に応じた修練を通じて心地よい汗をかくことで身体と心をバランスよくリフレッシュし、充実した日常生活が過ごせます。
3.当道院・修練に関して
Q.道院の在籍年代構成はどうなっていますか?
A.札幌平和道院の在籍数は2020年12月現在で50名です。
年代構成は幅広く、小学生以下が26%、中高生が20%、20~30歳代が17%、40歳以上が37%となっています。
Q.修練時間は夜間だけですか?
A.少林寺拳法の指導者は別に職業を持っており、そのうえで少林寺拳法の指導(布教・普及活動)を無償で行っています。
平日の夜に修練を行っている道場が多いのはそのためで、当道院も原則週2回の夜間となっています。
なお、定期修練のほかに加盟する上部組織の北海道少林寺拳法連盟および札幌少林寺拳法協会が主催する技術講習会等が年間行事として開催されており、技術研鑽のために希望者が参加しています。
Q.修練は毎回いかなければなりませんか?
A.修練は原則週2回となっていますが、ご自身の時々の環境・ペースでの参座(出席)も可能です。
例えば社会人の拳士などは仕事の関係で、そちらを優先せざるを得ず、月半分程度の参座の拳士もおられます。
少林寺拳法の修行は、細く長く続けることも大切です。
Q.新型コロナウイルスについて、どのような対策をしていますか?
A.【2021年1月現在】
①同行の保護者も含め事前に検温・体調確認のうえ、参座にあたってはマスク着用をお願いしています。
②37℃以上の発熱、身体の不調がある場合は、無理をせず参座を見合わせていただいております。
③修練会場入口に配備の非接触式電子温度計にて、修練前にも各自検温測定を実施しています。
④入退室時は各会場備え付けの手指消毒の徹底、および修練の合間にも励行しています。
⑤修練中は15分間隔をめどに水分補給の時間をとり、この時間に合わせて窓を開けて室内換気を行います。
⑥修練時は単独・相対にかかわらずマスク着用を必須としています。
なお、息苦しい時は無理をせず他の拳士と距離を取って、マスクを外して休憩をお願いしています。
4.階級制度に関して
Q.昇級・昇段のシステムはどうなっています?
A.少林寺拳法は経験の度合に応じて一段一段階段を上がるように修練のカリキュラムが制定されています。
修行の期間、習熟度にもとづいて、希望者は一般社団法人SHORINJIKEMPO UNITYが主催する昇級・昇段審査を受けることができます。
入門時は白帯(見習い)からスタートして、最初の受験資格は、小学校3年生以下は8級、小学校4年生以上から大人は6級からとなります。
Q.どれぐらいの期間で黒帯になれますか?
A.黒帯は初段以上の資格を持つ人が締められます。
あくまで目安ですが熱心に修練をかさねれば、16歳以上で1年半、少年少女は4年で初段までステップアップできます。
なお、審査方法は資格に応じて、レポート審査・技術審査・学科審査・口述審査などがあります。
5.少林寺拳法をやっていた(いる)方に関して
Q.過去に少林寺拳法をやっていたのですが、再開は可能ですか?
A.はい、経験者も大歓迎です。
基本的には過去の資格(級・段)および拳士データが残っていますので、転籍・復帰の手続きを行い再開が可能です。
当道院にも少林寺拳法を再開できる環境ができ、20年振りに復帰した拳士がおります。
なお、2005年4月から少林寺拳法の統一マーク・ロゴ変更に伴い、それ以前の道衣・帯をお持ちの方は、新たに現行のものを購入いただくこととなります。詳しくはお問い合わせください。
Q.他の地域で少林寺拳法をやっていて近隣に転居してきました。ここの道院で継続することは可能ですか?
A.はい、可能です。
少林寺拳法は日本全国統一の組織体ですので、所属の転籍の手続きをしたうえで、現在の資格(級・段)から継続ができます。
- その他、ご不明な点につきましては、直接お問い合わせください。